ブラック企業は新しい問題と思われがちであるが、日本的経営の延長線上にある。ブラック企業では情報の受容や解釈に独善性が見られる。意思決定や評価では過度の精神主義が強調される。ブラック企業では失敗は、ほとんど学習されない。ブラック企業の組織特性や欠陥は旧日本軍と共通する。
NHK大河ドラマ『国盗り物語』には「疲れ死にする奴はそれだけの器量よ」と21世紀では問題になりそうな台詞があった。やはり昭和時代にはブラック企業という言葉がなかっただけでブラック企業は普通に存在したのだろう。
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- 感想投稿日 : 2020年6月22日
- 読了日 : 2020年6月20日
- 本棚登録日 : 2020年6月20日
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