マザーネイチャーズ・トーク (新潮文庫 た 59-1)

著者 :
  • 新潮社 (1996年11月1日発売)
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本棚登録 : 251
感想 : 20
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立花隆さんが様々な研究の最先端にいる科学者7人に話を聞いていくという対談集。

これから研究が始まるという私にとってはとても刺激的で面白かったです。
このような本を読むと、研究が楽しみになってきます。

個人的に印象に残った言葉。
●動物行動学者の日高敏隆さん
「要するに生物の世界というのは、太陽エネルギーが地球の表面でしばらく遊んでいるわけですね」(P84)
●惑星科学者の松井孝典さん
「この宇宙は認識するものがあるから存在するんだ」(P153)
●精神分析者の河合準雄さん
「『ヒューマン・ネイチャーはアゲンスト・ネイチャー』ユングの言葉」(P223)
「全力をあげて何もしない」(P229)
●微生物学者の服部勉さん
「微生物ウォッチング」(P367)

もちろん、ここであげた以外の人達の話もとても面白かった。

たいてい私が読む立花さんの本は10年か20年前の本なので内容が古い。
これの現代版があれば、必ず買うのになぁ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 対談
感想投稿日 : 2013年10月23日
読了日 : 2011年2月9日
本棚登録日 : 2013年10月23日

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