第2章、ご褒美の使い方と第3章、非認知能力と認知能力については発見の多い内容だった。
・ご褒美の与え方はテストの点数という目標達成ではなく、本を読む・宿題をするなどの行為に対して与えると効果的
・成果目標に対してご褒美を与える場合は、そこまでの至り方を教え、導いてくれる人が必要
・ご褒美は、学びたい!という気持ちを失わせるのではないかという疑問に対して、統計的にその問題はない、失わせる事はないというデータがでている
・ご褒美そのものについて、小学生の時はトロフィーなど、中高生になってかやはお金にしたほうがいい
・ほめられて育ったから自尊心が高い→学力が高い、ではない。学力が高い→自尊心が高い、が正しい
・ほめるときは能力ではなく、行ったこと・達成したことをほめることが重要
・テレビやゲームは子どもに負の効果を与えない。むしろ学力向上に効果がある
・テレビやゲームをやめさせても、学習ほぼ時間は増えない
・ただし、時間が長すぎると悪影響がある。1~2時間が適正
・子どもの学習時間を増やすためには、勉強しなさい!ではなく、横で勉強を見ること・時間を決めて守らせるほうが効果が高い。
・また、同性の親が関わるとより効果が高い(その他の同居者でもOK)
・学力の高い集団にいると、自分の学力も高まる。ただし、差が大きすぎると逆効果。適正な学力幅の集団を作る。そのため習熟度別学級での運営は効果的
・クラスで問題児が与える学力への負の因果効果を与える。
・一般的に人は教育段階が高くなればなるほど教育の収益率が高くなると信じているが、もっとも収益率が高いのは、就学前教育(幼児教育)である。
・非認知能力への投資は、子どもの成功にとって非常に重要であることが多くの研究で示されている。
- 感想投稿日 : 2019年8月15日
- 読了日 : 2019年8月15日
- 本棚登録日 : 2019年8月15日
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