浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学 (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2012年6月15日発売)
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本棚登録 : 1951
感想 : 119
4

3冊目。難易度はアップしたが、それでも読んでしまうのは先が気になるから。

嘘つきグモと正直グモの謎は、昔なにかのナゾナゾで読んだ覚えがあるのだが、解き方をすっかり忘れていた。
しかし、武藤さんや渚が順を追って分かりやすく解説してくれるので、「そうそう」と思い出しつつ楽しめた。

アイシテルの正弦は、最後の最後で作者の意図したところがわかった。(ブレーキランプのところ)
数学好きがときめくプロポーズも素敵だなと思えたが、お互いに知識がないと何のことだかサッパリになるため、ハイレベルだなぁ、羨ましいなぁと素直に思えた。
数学以外にも、「知識があるからこそできるプロポーズ」があるなら、調べてみるのもおもしろいかもしれない。

五稜郭のお話は、少し感動的だった。
おそらく一度は見たと思うのだが、残念ながらその美しい形を覚えていない。
いつかまた北海道に行くことがあれば、その時こそは新たな目線で五稜郭を見つめることができるだろう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリー・推理
感想投稿日 : 2012年12月8日
読了日 : 2012年12月8日
本棚登録日 : 2012年12月5日

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