「雨の日になったら様子を見に来るから」
とう言って亡くなってしまった妻が幽霊になって戻ってきた。
それからは幸せの風景。
また消えていなくなってしまうという思いもどこかに残しつつ、幸せに過ごす彼らの日常は、平凡で満ち足りていた。
ただ、すこし長いな、と飽きていた頃。
息子がお母さんに「ごめんなさい」と謝り、ためこんでいた気持ちを伝えた。
そのシーンはとてもよかったと思う。
最後に、たくされた手紙で、謎が明かされ、すっきりとした気持ちになった。
ああ、そして繋がるのか。
澪という女性は、とても強かったのだなぁ。
そう心から思え、読み終えた後、パラパラと彼女がまた現れるところまでページをめくった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー
- 感想投稿日 : 2013年5月21日
- 読了日 : 2013年5月21日
- 本棚登録日 : 2013年5月21日
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