読んでいて『人間失格』の主人公が思わず頭に浮かんだが、考えることはみんな同じで著書は担当さんに「平成の太宰治」というキャッチフレーズをつけられる。
個人的には『人間失格』の主人公よりも滝本さんの方が親近感がわく(人間失格の主人公は客観的には高スペックすぎてちょっと理解できないところもある)。
読み物としては『NHKにようこそ』の方がおもしろいと思うけど、『超人計画』は限りなく私小説に近いので、単純には比べられない。少しでも自分に自信が持てなかったり、劣等感を感じることがある人は共感できる部分があるはず(もっと言えばアニメやネットにどっぷりつかったことのある人はかなり共感できる)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年5月29日
- 読了日 : 2011年5月15日
- 本棚登録日 : 2011年5月15日
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