人たらしの流儀

著者 :
  • PHP研究所 (2011年5月26日発売)
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本棚登録 : 494
感想 : 69
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 元外交官の佐藤優氏がビジネスマン向けのインタビューに答えるという形式をとっている。そのため、文章量はあまり多くなくすぐに読める。

 会話の進め方や初対面の人との接し方など、比較的実践しやすい内容となっているとは思うが、自分自身がが実践するにはちょっと敷居が高い。バリバリのビジネスマンならすぐ実践できると思う。
 ただ、僕が読んでいてい最も印象に残ったのは「小説」に対する考え方の部分だ。

「よい小説とノンフィクションを大量に読んで、疑似体験を大量にストックしておく。(211頁)」
「(インテリジェンスは)そもそも小説の読み方が違う。必ずこの中に『生き残るヒントがある!』と、こんな読み方をするんです。(214頁)」

 つまり、小説をケーススタディとして使って、それをもとに行動すれば、様々な状況に対応できる、ということらしい。

今までは「小説=娯楽」と単純に考えていたので、この考え方は目から鱗だった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2011年12月13日
読了日 : 2011年12月13日
本棚登録日 : 2011年12月13日

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