はじめて読んだ小池真理子さんの作品。
そして貧弱な私の読書経験のなかで最も私を震え上がらせた一冊。
早く続きが読みたくてたまらない、でも夜は怖くて本を開くことさえできない。
そのため通勤電車の中や、お昼休みに読み進めました。
現実がこうだとは信じたくありませんが、女の怖さを垣間見た気がします。
無知な私はタイトルからエロスを感じたのですが、開いてみると日常に潜み膨らむ殺意をリアルに読者に思い描かせる文章です。
タイトルで私を誘っておいて、内容で震え上がらせた小池さんは私にとっての魔女ですね。笑
また女性の怖さを知ると同時に、男性として殺意を抱く主人公にも共感してしまったので
私の中にもこうした悪意の種があるのだと知りおののいています。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2013年6月2日
- 読了日 : 2013年6月2日
- 本棚登録日 : 2013年6月2日
みんなの感想をみる