完本マイルス・デイビス自叙伝 (ON MUSIC)

  • 宝島社 (1991年10月1日発売)
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本棚登録 : 41
感想 : 6
5

読んでいる時にその時代のマイルスが聴きたくなる本。
現況に満足せず常に次にやるべき音楽を追い続ける姿勢が非常に徹底していて、見習おうというようなレベルを超越している気がする。だけど何か壁にぶつかった時にマイルスだったらどうするだろう?と言うようなことを考えるきっかけにはなりそう。
ミュージシャンとの交遊暦も凄くて、ポピュラー音楽史の中心に居たことは分かるけれども、そんなマイルスでさえ80年代後半であってもアメリカにおける人種差別問題が根深さを感じていたことが驚き。
ページ数多い分厚い本ですが、それ程翻訳の不自然さも感じず読み終えることが出来ました。ちょっと感動する話もあったりします。トランペッターやジャズミュージシャンは勿論、普通のビジネスマンであってもちょっと音楽に興味があれば自己啓発本にもなり得るお勧め本です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: Music
感想投稿日 : 2012年10月21日
読了日 : 2012年10月21日
本棚登録日 : 2012年9月29日

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