十三階の神

著者 :
  • 双葉社 (2018年7月18日発売)
3.62
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本棚登録 : 236
感想 : 46
4

なんなんですかねぇ、流石に、ないないない、これはあり得ない、のオンパレードなのに、やめられないのは。なんかへんな中毒みたいな作品です。

どんでん返しがぜんぜん鮮やかじゃない。お前まさか敵だったのかーが最後までパタパタやるので途中でどっちでも良くなってくる。どーでも良くなる中で信じられるのは主人公だけになってくる。この主人公の必死さとなりふりの構わなさに手を引かれて最後まで読んでしまう、というところだろうか。。。

物語はオウム真理教を意識した、ってかまぁまんまオウムのことだよね、っていう宗教法人をめぐっての事件と彼らによるテロの阻止作戦を主人公が遂行する、ってのが一応本筋。本筋だよね。。。?

個人的には黒江より不死身の古池さんの方が怖いですw死ぬって普通。
でも最後のやり取りは嫌いじゃない、いや、結構好物でした。

2023.9.13
156

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察
感想投稿日 : 2023年9月14日
読了日 : 2023年9月14日
本棚登録日 : 2023年9月14日

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