本を読んでいると、その世界に入り込んでしまい…まるで目の前で起こっているかのように見えることがある。この本もそうだった。
描写は綺麗なのに、ずっとグレーが続いて、衝撃の展開とともに燻んでいた世界に色があったことを知る。
ひとは扉が閉ざされていった時、その扉はまだ開くかもしれないのに確かめる勇気を持てず、目の前しか見えなくなって、戻るという選択肢も当然無く、ふと窓から飛び降りてしまうのかもしれない…などと思った。
何かひとつ違えば、2人は生きて共演を果たせていただろうか?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月26日
- 読了日 : 2023年4月26日
- 本棚登録日 : 2023年3月31日
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