BBC Best books of 2013からリファレンス。短編小説集。
チママンダの文を読んでいると渇いたパーカッションのリズムの様に感じる。
ビアフラ共和国の独立戦争について、兵士が妊婦を殺し胎児の頸を掻く描写、渇いたリズムは崩れない。
祖国ナイジェリアを逃れるようにアメリカに留学した少女が辿り着いた先のホストファミリーが、逃げ場の無い少女を辱しめた描写、渇いたリズムは崩れない。
この短編小説集に流れる祈りが、アフリカの平和と尊厳のために記されていることをヒリヒリ感じて、涙が乾いた頬を伝う。だが、渇いたリズムは崩れない。
こんなに強いリズムは他に無い。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年1月6日
- 読了日 : 2014年1月6日
- 本棚登録日 : 2014年1月6日
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