日本橋にある和紙の記念館を舞台にした中編集。登場人物はみんな紙が好き、というそれだけで愛おしくなる。紙の小物市や紙アイテム、紙を使った建物の内装など、文章を読んでいるのにそれらの造形が思い浮かびニマニマする。
ワシは印刷が好きで、フォントと色と紙が好きなんだけど、やはり和紙は別格。たまーに紙の専門店に行って和紙や洋紙を見てはニマニマしているが、小説でその追体験をした気持ちになれた。
絶妙に日本橋の観光案内にもなっていて、様々な要素を楽しめる一冊。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月26日
- 読了日 : 2020年5月27日
- 本棚登録日 : 2020年10月26日
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