妙な線路大研究 東京篇 (じっぴコンパクト新書)

著者 :
  • 実業之日本社 (2020年11月30日発売)
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感想 : 19
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面白すぎる。東京の鉄道、その線形や駅名の「なんでそうなってるの?」を解き明かしてくれる本。ワシはどうにも鉄道を基準に地名を把握しているが、地名ありきで駅名が決まっているという当たり前のこと(その逆もあるけど)に気付けたりする。

地形、特に武蔵野台地と低地部や、水の街東京の縦横無尽な川や水路は、路線ルートの決定に大きな意味を持つけど、それのみならず、政治や、林立した鉄道会社の合併劇から起こる悲喜劇こもごもあり、好奇心が刺激&満たされまくる。

鉄道好きはもちろん、地形や産業史好きも楽しめる一冊。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年7月31日
読了日 : 2021年7月25日
本棚登録日 : 2021年7月31日

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