サムライ・レンズマン (徳間デュアル文庫 ふ 1-1)

著者 :
  • 徳間書店 (2001年12月1日発売)
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感想 : 12
5

何度呼んでも燃える!
舞台はキムボール・キニスン(レンズマンアニメ版でも主人公だった、かの人)が銀河調整官となり、将来は第三段階レンズマンとなる一子キットが妻クリスとの間に生まれている。
ボスコーン戦争から既に10年程度たっている、そんな時代。
QX(OK)、つまりレンズマンが最も華やかなりし時代、シリーズでも一番面白い時代に続く、そんな時代。
ひとりのサムライがレンズマンとなって活躍する!
といっても、地球の日本出身というわけではない。
アルタイルに入植した日系人の子孫で、どうやらアルタイルの日系社会はサムライ文化が華やかに花開いており、多数のサムライがいて、アルタイル柔術などというものもある(多分抜刀術も伝えられている)。
日本刀を腰に横たえるこのサムライ、シン・クザクは麻薬商人デイルズを追っている、というストーリー。
しかし、キムも活躍するし、トレゴンシ-、ウォーゼル、ナドレックもそれぞれ登場するうえ、鯨のレンズマンも登場。キムの相棒格っmファン・¥バスカーク大尉も活躍するというサービスぶりで、いやあ面白い。
中身もE.E.スミスばりに、壮大な展開をしてくれるので実に爽快だ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: SF
感想投稿日 : 2017年2月22日
読了日 : -
本棚登録日 : 2017年2月22日

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