ドラマになっていたのを忘れていた。
伊東美咲と亀梨和也主演だったけれど、物語や結末は、全然違う方向性になっていた。
ここからは漫画の話で。
藤井と石田の関係は、最後の最後まで付かず離れずの関係で、それが恋愛に進むのを拒む藤井と、なってはいけないとギリギリのタイミングで、いつもハッと我にかえる石田。この関係はとても面白かった。
藤井の人生が、どういう方向に向かうのかと、じりじりしながら、同じ思いを抱えながら読み進めていくと、周りの煩い仲間達の言葉にギクリとする。
物語が面白い、と思うのは、主人公の生き方を見つめるだけじゃなくて、それを見守る別の目線も、主人公に気づかれずに読めるところ。仲間達の愚痴や悪口や助け舟の言葉が藤井の知らないところで発せられている。その言葉に読む側も感情が揺れる。
恋愛の師匠になってほしい、と少し思った。
上手くいくかいかないかを自分で考えないといけない時にまた読みたい。でも、読んだら自分の恋愛は迷宮入りしてしまうかな。どんな状況でも「幸せになればいいじゃない!」その言葉が強く残りました。
面白かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
マンガ
- 感想投稿日 : 2017年6月24日
- 読了日 : 2017年6月24日
- 本棚登録日 : 2017年6月24日
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