「古文が嫌いになる前に」という序章から始まる本。「みなさん、苦手でしょ」「嫌いでしょ」「つまらないでしょ」という語りかけで通すよくあるタイプ。
それなりに勉強していて好きな人は、こういうありきたりな語りかけに嫌気がさすと思う。
古典文の紹介が、ほぼ筆者の訳文のみなのも気になる点。本書を通じて「勉強しよう」という人には全く使えない本になってしまってる。
なお「つまらないでしょ」という問いかけには反論しておきたい。勉強それ自体が「おもしろい」必要なんて全くないんだと思うんだよな。後にある楽しみを想像して、きちんと「つまらない」(と思える)ポイントをおさえることこそ「勉強の才能」だから。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2010年10月16日
- 読了日 : 2010年10月13日
- 本棚登録日 : 2010年8月8日
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