人工知能は人間を超えるか ディープラーニングの先にあるもの (角川EPUB選書)
- KADOKAWA/中経出版 (2015年3月11日発売)
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2015年の作品ですが、人工知能の研究の歴史と現在の到達点について、順を追ってわかりやすく解説されています。決して煽ることなく、それでいて、ダメ出しもすることなく冷静に人工知能について書かれているのが印象的です。
機械学習、ディープラーニングといった技術については、他の本も読みましたが、本書を読んでもまだストンと腹落ちしたわけではありません。(何となくのイメージは掴めたようですが)
人工知能が人間を征服するかという問いかけに対しては、知能で人間を超えることはあっても、人工知能は生命ではなく、生命体として人間を超えるような自己複製を短期間で繰り返すことはあり得ず荒唐無稽と一蹴されてたのには、なるほどなと思いました。それよりも怖いのは、軍事応用や産業上の独占であるという指摘も、頷けました。
やはり難しい人工知能ですが、少しでも概要をわかりたい方にはお勧めの1冊です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ビジネス
- 感想投稿日 : 2020年4月27日
- 読了日 : 2020年4月27日
- 本棚登録日 : 2020年4月27日
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