1968年出版の本だそうですが、Kindleで復刻されてたので衝動買いしてみました。
ゲーテについては、遠い昔に「若きヴェルテルの悩み」を読んだ記憶があるのと、斉藤孝さんの「座右のゲーテ」を読んだことがある程度。本書は、ゲーテの名言とそれについての著者のエッセイで構成されており、これが非常に親しみやすく、かつ強く響いてきます。
これらゲーテの言葉を読んで印象的だったのは、彼はポジティブ思考かつ非常に現実的であるということ。ポジティブであっても、ひとりで空想にふけるだけだったり、現実の困難から目をそらすことが目的であれば、それをゲーテは許しません。
最近、他の本の影響もあって、個人的にちょっと19世紀ロマン派の時代への興味が沸いています。ゲーテの他の本も読んでみることにしよう。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
人文
- 感想投稿日 : 2013年5月9日
- 読了日 : 2013年5月8日
- 本棚登録日 : 2013年5月9日
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