いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ (講談社現代新書)

著者 :
  • 講談社 (1968年8月16日発売)
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本棚登録 : 36
感想 : 4
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1968年出版の本だそうですが、Kindleで復刻されてたので衝動買いしてみました。

ゲーテについては、遠い昔に「若きヴェルテルの悩み」を読んだ記憶があるのと、斉藤孝さんの「座右のゲーテ」を読んだことがある程度。本書は、ゲーテの名言とそれについての著者のエッセイで構成されており、これが非常に親しみやすく、かつ強く響いてきます。

これらゲーテの言葉を読んで印象的だったのは、彼はポジティブ思考かつ非常に現実的であるということ。ポジティブであっても、ひとりで空想にふけるだけだったり、現実の困難から目をそらすことが目的であれば、それをゲーテは許しません。

最近、他の本の影響もあって、個人的にちょっと19世紀ロマン派の時代への興味が沸いています。ゲーテの他の本も読んでみることにしよう。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文
感想投稿日 : 2013年5月9日
読了日 : 2013年5月8日
本棚登録日 : 2013年5月9日

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