横山広美「なぜ理系に女性が少ないのか」に続いて手にしたのがこの本です。たまたまなのですが…。政治家や社長、野球選手、アナウンサー…といった特定の職業に就く人を、どの大学がどれだけ多く輩出しているのか?ランキングです。そしてそのランキングの経年変化も分析しています。大学を考える、ってことは今の社会の構造を知ること、と強く思いました。そしてその変化を見ることは社会の変化を映しす鏡であることも感じました。そうなるよな…と改めて確認することと、そうなんだ!と意外にビックリすること、両方です。期待以上に得るものが大きかった本です。そういう意味では、後半の「女性の活躍」「研究の世界」「大学教員」「国際化」というテーマの立て続けが直前に読んだ「なぜ理系に女性が少ないのか」とダイレクトに繋がり理解が多層的になった気がします。政府が少子化の流れで大学の定員増は認めないが、デジタル人材についてはその枠外とする、という最近のニュースに触れたりすると、ピックアップする職業をアップデートしながら続いていって欲しいデータブックだと思います。「SE」「データサイエンティスト」「Web3クリエイター」???
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2023年2月22日
- 読了日 : 2023年2月18日
- 本棚登録日 : 2023年2月18日
みんなの感想をみる