ハゲタカ2(上) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2007年3月15日発売)
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鷲津政彦 が 1年間の放浪のすえ、復帰した。
鳥葬をみながら 鷲津は 思いにふける。

ハゲタカ ゴールデンイーグル 
とにかく、とりにまつわる話が うまい具合に絡んでいて
おもしろい。

ホライズンキャピタルの
アランが酔っぱらって電車にひかれて死んだ。
なぜなのか?
それがよくわからない。

その後がまのピーターが リストラを敢行するが
それが 鷲津の逆鱗に触れる。

飯島が あいかわらず ヌエ的な存在として
うまく立ち回り そこの深さを 知らしめる。

鈴紡は あきらかに カネボウ。月華は 花王。
その中に 投資会社が絡んでいた。
たしかに、カネボウが 粉飾決算をしていた。
その粉飾決算が 会計会社もグルで 取り組まれていたが
カネボウの 歴史的な負の遺産。

それに アイロンオックスの 加地。
ホライズンキャピタルの 鷲津が切り込んでいく。
どこに ポイントがあるのか が 見えている。
なぜ、そして、その背景は?なにが 見えているのか。
かなり、構成的に積極的に。
前島朱実が感度がいい。期待が持てる。

芝野健夫 CRO
アルコール中毒の妻。快方に向かいながらもすすまず。
そして ヌエの飯島 鈴紡の岩田に 巻き込まれてしまう。
くじ運の悪いオトコというのは いつもあるものだ。
それでも、前向きに 立ち向かおうとする。

それにしても、ミカドホテル 松平貴子。
どうなるんでしょうか。
ホテルというものが グローバルの中で
展開しているが、そのなかで どう独自性を切り開くのか
ということでしょうね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 金融/銀行
感想投稿日 : 2015年1月9日
読了日 : 2015年1月9日
本棚登録日 : 2015年1月9日

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