主人公は、外資系の証券会社ではたらく。
不良債権をビジネスにする人たちがあることが、
ずいぶんわかった。
お金を動かす単位が違うと、
やはり、感覚も違ってくるのだろうね。
大きな流れの中で、
自分の正義を通すことの難しさが、伝わってくる。
これまでの幸田真音のストーリーとは違っているような感じを受ける。
小説風になりすぎているというべきなのだろうか?
会話の中で、応えていくのは、深みがなくなる。
会話というのは、微妙にずれている。
その微妙なずれが、おもしろいが、
会話に応える様に展開することが、はまりすぎておもしろくない。
不良債権には、誰も責任をとるものがいない。
このことが、一番大きな問題である。
日本人が、やられすぎている。
なぜアメリカがこんなに強いのか?
大人と子供との関係みたいである。
日本は「基軸通貨」を持っていない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
金融/銀行
- 感想投稿日 : 2012年10月25日
- 読了日 : 2002年4月8日
- 本棚登録日 : 2012年10月25日
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