メタルカラーの時代

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  • 小学館 (1993年8月1日発売)
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感想 : 6
3

開発というものについての刺激のある本を読んだ。
「メタルカラー」という 命名も面白い。
さしづめ 農業は 何カラーだろう。

やはり 中小企業の持つ力はすごい。
いかにして 柔軟な姿勢で 仕事をするかにある。

名匠 マエストロ が作り出す。
「人類初、世界最大、原子レベルの極小加工」
日本が 職人芸で 品質を作り上げていく。
「経験と感」

マニュアルについて
マニュアルがないので 
質的な転換が できないのかもしれない。
マニュアルの設定条件こそ
重要な位置を占めている
発想方法の問題に 発展しない。

農業が 質的に変わっていくためには、
情報をきちんととらえて いくことが どうしても必要。
アメリカの農業と日本の農業の違いは
そのところが 遅れている。
農家が 5000坪くらいまで 経営することが
できるが・・・それ以上になるとできないのは
1 マネージャーを育てることができない。
2 栽培マニュアルができない
3 販売戦略を立てることができない
いずれも 情報が 整理されていないことから 起こる。

中小企業は まだまだ可能性がある。
大企業でなければ できないことで
大企業でなくてもできることがあるはず
問題は マニュアル不足だと思っている。
経験と勘ですべてを語り
名匠 という個人芸で許容していることに
日本の職人芸があると同時に
質的な発展もないのだと思う。

アメリカの独創性は 常に 違うことを
かんがえているから強さがある。
それを マニュアル化していくところに もっと
強さがある。

ディズニーランドのマニュアルが 
優れているといわれているが
仕事は マニュアル化されて 初めて 合理的になる。

日本人は働きすぎだといわれるが
マニュアルがないので ヒトに受け継ぐことができない。

この中にいる メタルカラーの人たちは
実に生き生きとしている。
顔が 個性的である。
こんな風に、顔を作ることができたら・・・
個人の発想や 知恵の大切さを
十分に感じさせるないようだった。
小さなことに 人類初になったりする。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: しごと術
感想投稿日 : 2013年1月23日
読了日 : 2013年1月23日
本棚登録日 : 2013年1月23日

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