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著者 :
  • 光文社 (2014年11月14日発売)
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本棚登録 : 1608
感想 : 212
5

8つの短編でありながら、姫川にスポットをあてて
姫川が どんな思いで、仕事をしているのかが
鮮明に あぶり出されていく。
自分の体験からくる使命感。
独特の勘からくる追求からうまれるあらたな犯人。

組織になじまない行動。
若いのに リーダーとしてまとめようとする。
姫川を評価して、認めている上司。
姫川を毛嫌いしている人たち。

井岡の玲子ちゃん口撃。
チームワークとしての 姫川班。
菊田が登場して、「主任は、俺が、守りますから」といいながら、
実は 結婚している。

犯罪が 実に現代的で、孤独である。
闇の色がはなつ せつなさ。なんという母親。
母親を思いながらも 母親殺しまでしようとする子供。

本屋のなかにあるカフェでの 姫川の集中力とその途切れ方。
ここの姫川の可愛さは なんとも言えないほど,すばらしい。

姫川のニンゲンである動物の生き様が映し出される。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 警察/司法
感想投稿日 : 2017年8月26日
読了日 : 2017年8月26日
本棚登録日 : 2017年8月26日

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