高校の部活動での自動車事故で
たった一人だけ生きのびた千春や遺族たちの苦悩。
千春はすっかり学校も休みがちになり、裏掲示板では冷たい容赦ない書き込み、
周囲の人たちの無責任な前向きな言葉。
娘を亡くした母親の喪失感、ときどき耳に入る生存者千春の行動と嫉妬と混乱。
大きな悲しみはある日を堺に突然解放されるわけもなく
長い時間をかけて少しずつ受け入れていくまで。
誰にだって、黒い醜い思いはあって
それを表に出すか自分の中でうまく折り合いをつけていくかの違い、、、
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
2017
- 感想投稿日 : 2017年8月17日
- 読了日 : 2017年8月17日
- 本棚登録日 : 2017年8月17日
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