東京の美学: 混沌と秩序 (岩波新書 新赤版 319)

著者 :
  • 岩波書店 (1994年1月20日発売)
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[ 内容 ]
欧米の都市と東京を比較し、その特質を日本人の生活習慣や美学的な観点から描く。
ニューヨークやパリが都市全体を考えて計画されているのに対し、東京は部分を積みかさねた都市である。
一見混沌としているその中に隠れた秩序があることに着目しつつ、同時に東京の街並みに欠けている美の必要性を説き、都市計画の欠点を明らかにしてゆく。

[ 目次 ]
第1章 日本人の空間意識(日本人はなぜ靴をぬぐのか;日本だけの都市風景;部分発想と全体発想;平等主義かアイデンティティーか)
第2章 東京の光と影(街の観察;東京の土地問題と交通渋滞;パリ、ニューヨーク、ワシントン、ラスベガスから東京を見る)
第3章 東京の処方箋(公共空間の象徴性;住まいの充実;都市のアメニティー―逃避的・中間的・積極的;二十一世紀に向かっての東京)
終章 ポスト・モダン都市―東京(二十一世紀に向けて;変わりゆく東京)

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波新書
感想投稿日 : 2011年5月15日
読了日 : 2011年5月15日
本棚登録日 : 2011年5月15日

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