技術官僚: その権力と病理 (岩波新書 新赤版 774)

著者 :
  • 岩波書店 (2002年3月20日発売)
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[ 内容 ]
高まる批判をよそに、止まる気配を見せない大規模公共事業。
くりかえし引き起こされる薬害事件の悲劇。
これらの問題の深層をさぐると、官僚制のなかで力をつけた技術者集団の存在が浮かび上がる。
これまで目が向けられてこなかった技術官僚に焦点をあて、その実態と病理に迫り、改革への道すじを提示する。
日本官僚制論の新しい試み。

[ 目次 ]
第1章 なぜ技術官僚なのか(日本の官僚制の特質とは何か 技術官僚と法制官僚 ほか)
第2章 歴史のなかの技術官僚(官僚制の形成と官主導の近代化 支配体制の確立と技術官僚の地位 ほか)
第3章 なぜ公共事業は止まらないのか-土木技術官僚を中心に(事業計画を決定するのは誰か 「独立」と「棲み分け」の技官人事 ほか)
第4章 なぜHIV薬害事件はおきたのか-医系技術官僚を中心に(事件をふりかえる 厚生省薬務局の技官と事務官 ほか)
第5章 「技官の王国」の解体へ(行政組織法制の改革 キャリアパスの改革 ほか)

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波新書
感想投稿日 : 2011年5月10日
読了日 : 2011年5月10日
本棚登録日 : 2011年5月10日

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