竹内好日本のアジア主義精読 (岩波現代文庫 学術 14)

著者 :
  • 岩波書店 (2000年6月16日発売)
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[ 内容 ]
近代日本への根源的批判を投げかけ続けた自立の思想家、竹内好の1963年発表の「日本のアジア主義」は、戦後思想の暗部に大きな楔を打ち込み、いまなお真の解読を待つ。
竹内の思想のよき理解者である著者は、この劇薬的論考を実証補強しつつ、日本にとってアジアとは何だったのか、「大東亜戦争」と満州国の意味、ナショナリズムの可能性等々、戦後思想の未決の諸問題を考察する。

[ 目次 ]
日本のアジア主義(竹内好)
アジア主義は終焉したか―竹内好「日本のアジア主義」精読(戦後思想やアカデミズムの封印を破った;「屈辱」のアジア、あるいは中野正剛問題;孫文の講演「大アジア主義」をめぐって;削除された孫文「大アジア主義」の結語;中野正剛から重光葵(「大東亜共同宣言」)まで
「大東亜共栄圏」思想はアジア主義の帰結か
谷川雁の「アジア的なコンミューン」
1964年社会転換説
「アジアの繁栄」という言葉
西洋的価値を「包み直す」)

[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 岩波現代文庫
感想投稿日 : 2014年11月7日
読了日 : 2014年11月7日
本棚登録日 : 2014年11月7日

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