[ 内容 ]
明治の黎明期に近代小説の先駆的な作品『浮雲』を書き、〈言文一致体〉を創出した文豪二葉亭四迷の四十六年の悲劇的な生涯を全十七章から成る緻密な文体で追う。
最終章はロシアからの帰途の船上で客死する記述に終り、著者「あとがき」に、「これは彼の生活と時代を再現することを必ずしも目的としたのでなく、伝記の形をとった文学批評だ」とある。
評伝文学の古典的名著。
読売文学賞受賞。
[ 目次 ]
名古屋と松江
ロシア語とロシア文学
二つの偶然
浮雲の制作
浮雲の矛盾
浮雲の中絶
文学抛棄
官報局
結婚
片恋の出版
外国語学校教授
ハルビンから北京へ
日露戦争
其面影
平凡
戦後のロシアへ
ペテルスブルグ
二葉亭四迷略年譜
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
講談社文芸文庫
- 感想投稿日 : 2014年11月22日
- 読了日 : 2014年11月22日
- 本棚登録日 : 2014年11月22日
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