神曲 煉獄篇 (集英社文庫)

  • 集英社 (2003年1月17日発売)
3.32
  • (9)
  • (12)
  • (64)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 258
感想 : 10
4

[ 内容 ]
<1>
詩人ダンテが、現身のまま、彼岸の旅を成就する物語『神曲』。
「地獄篇」は、1300年の聖木曜日(4月7日)に35歳のダンテが、罪を寓意する暗い森のなかに迷い込むところから始まる。
ラテンの大詩人ウェルギリウスに導かれて、およそ一昼夜、洗礼を受けていない者が罰せられる第一圏(辺獄)にはじまり、肉欲、異端、裏切りなど、さまざまな罪により罰せられる地獄の亡者たちのあいだを巡っていく。

<2>
煉獄山は、エルサレムと対蹠点の南半球の海上にある。
日曜日(4月10日)、愛の根元である金星が東の空を輝かせる頃、煉獄山絶壁の水際にたどり着いたウェルギリウスとダンテは、高慢の罪が浄められる第一冠から、邪淫の罪が浄められる第七冠までを登り詰めるが、最後の地上楽園でウェルギリウスの姿が消え、ベアトリーチェが現れる。
人間の理性を以てしては天国へ昇れないからである。

<3>
第一天から第十二天まで、ベアトリーチェが案内する天国の旅。
途中、先祖の霊カッチャグイーダから、地獄・煉獄・天国の三界での見聞を、大胆に書きあらわせと命じられたダンテは、天国の霊たちと語らいつつ、真理の光に対し徐々に啓発されてゆく。
やがて至高天に至ったダンテのために、ベアトリーチェに代わって聖ベルナルドがマリアへ祈りを捧げてくれる、見神の恵みを与えたもうようにと。

[ 目次 ]
<1>


<2>


<3>


[ 問題提起 ]


[ 結論 ]


[ コメント ]


[ 読了した日 ]

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 集英社文庫
感想投稿日 : 2014年11月9日
読了日 : 2014年11月9日
本棚登録日 : 2014年11月9日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする