【本の内容】
今日も江戸の上屋敷であくびをかみ殺していためだか姫。
そこへ舞い込んだのは、夫である風見藩藩主・時羽直重が失踪、ついでに冷飯食い数人も消えたという大ニュース。
姫が直ちに千石船を仕立て、お仙と海上を一路讃岐へ向かってみれば…。
お城は六波羅景望なる謎の武士に牛耳られ、風見藩はまさに乗っ取り寸前。
殿は何処へ。
めだか姫は藩の危機を救えるのか。
[ 目次 ]
[ POP ]
タイトルの通り、退屈が何よりお嫌いなお姫様(姫と行ってもれっきとした藩主の正妻なのだが)が活躍する物語である。
藩と君主の一大事を解決すべく、個性的というかどこかお気楽な家臣その他を連れてのナゾ解きの旅というわけだから、それなりに緊迫した状況ではあるはずなのだが、どこか間の抜けた道中となるのは、お約束というものだろう。
物語と文体の軽妙なテンポにいったん乗ってしまうと、するすると最後まで楽しく読み切ってしまった。
謎解き部分や決着のつけ方がヌルいなどと言うのは野暮だとは思うが、そうすると最後の決着をつけるあたりだけが浮いてる気がしないでもない。
笑いなら笑いで最後まで押し切って欲しいと思うのだが。
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
- 感想投稿日 : 2014年8月27日
- 読了日 : 2014年8月27日
- 本棚登録日 : 2014年8月27日
みんなの感想をみる