文明の内なる衝突: テロ後の世界を考える (NHKブックス 943)

著者 :
  • NHK出版 (2002年6月1日発売)
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[ 内容 ]
9・11テロは、文明の「外敵」が引き起こした事件というだけではない。
アメリカを含む「私たち」の内にも、イスラーム原理主義に呼応する側面があるのではないか?
テロリストは、私たちの内なる欲望を映し出す鏡ではないか?
文明間の衝突は、同時に私たちの文明の内なる衝突ではなかったか?
現代世界の深層に横たわる葛藤の根源的要因を、“資本”のグローバル化との関連で鋭く読み解き、この葛藤を乗り越えるための思想的・実践的課題を模索する、著者渾身の書き下ろし。

[ 目次 ]
序章 9・11テロ、そして社会哲学の失効
第1章 文明の内的かつ外的な衝突(資本主義への攻撃か?;テロリストへの憧憬 ほか)
第2章 イスラームと資本主義(「交換」の論理;ラシュディ事件再考 ほか)
第3章 原理主義的転回(国外における内戦;「生きよ!」と命令する権力 ほか)
第4章 弱くかつ強い他者たちへ(セキュリティの逆説;さまざまな「解決」 ほか)

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: NHKブックス
感想投稿日 : 2011年6月12日
読了日 : 2011年6月12日
本棚登録日 : 2011年6月12日

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