癒しの楽器パイプオルガンと政治 (文春新書 298)

著者 :
  • 文藝春秋 (2003年1月1日発売)
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[ 内容 ]
バブル期、多くの地方自治体がパイプオルガンを導入した。
いま、その多くは「宝の持ち腐れ」である。
特権的な一部の演奏家しか利用できなかったり、故障だらけで法外なメンテナンス費用が毎年かかったり、税金で買ったことを十分に認識していないとしか思えないケースがたくさんある。
そして、オルガンの機種選定や音楽ホールの運営委託に於いても、国立大学教員などによる不明朗な動きが数々見られる。
クラシック音楽の世界も腐敗と無縁ではないのだ。

[ 目次 ]
第1章 なぜパイプオルガンなのか
第2章 どこにオルガンはあるのか
第3章 パイプオルガンという楽器
第4章 こうしてオルガンは導入された
第5章 市民はオルガンに触れるか
第6章 オルガンは誰のものか
第7章 誰がオルガンを選ぶのか
第8章 なぜガルニエが選ばれるのか
終章 オルガンから政治が見えたか

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文春新書
感想投稿日 : 2011年4月13日
読了日 : 2011年4月13日
本棚登録日 : 2011年4月13日

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