[ 内容 ]
<上>
『夜の果てへの旅』の爆発的な成功で一躍有名になった作者が四年後の一九三六年に発表した本書は、その斬新さのあまり非難と攻撃によって迎えられた。
今日では二十世紀の最も重要な作家の一人として評価されるセリーヌは、自伝的な少年時代を描いた本書で、さらなる文体破壊を極め良俗を侵犯しつつ、弱者を蹂躙する世界の悪に満ちた意志を糾弾する。
<下>
“絶望のアナーキスト”から“反ユダヤ主義者・対独協力者・戦争犯罪人”まであらゆるセンセーショナルな肩書きを背負ったセリーヌは、呪われた作家だ。
だがその絶望と怒りの底には、声なき弱者への限りない慈しみが光る。
そして哀しみとユーモアも。
生来負債として負わされている死を、なしくずしに支払っていくしかないと謳う、狂憤の書にして愛に満ちた救いの書。
[ 目次 ]
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[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
河出文庫
- 感想投稿日 : 2014年10月26日
- 読了日 : 2014年10月26日
- 本棚登録日 : 2014年10月26日
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