坂東玉三郎: 歌舞伎座立女形への道 (幻冬舎新書 な 1-6)

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  • 幻冬舎 (2010年5月30日発売)
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[ 内容 ]
不世出の女形、六代目歌右衛門が劇界に君臨する一九七〇年代、類稀な美を煌めかせ、五代目玉三郎は現れた。
三島由紀夫らに見出された彼は、目映い美貌とその才能で、大衆から熱狂的な支持を得る。
一方。
女帝・歌右衛門をなお「至高」と讃える劇評家たちは、玉三郎を酷評し、女帝も彼を拒絶し続けた。
かつて伝統と秩序の中で疎んじられた玉三郎は、いま立女形として劇界の頂点にいる。
これは未曾有の奇跡なのだ。
彼はいかにして歌舞伎座のトップに上りつめたか―。
葛藤と相克の四十年。

[ 目次 ]
第1章 玉三郎と三島由紀夫―莟の花の発見~一九七〇年(澁澤龍彦の玉三郎「発見」;国立劇場と歌舞伎座 ほか)
第2章 玉三郎と守田勘彌―深謀遠慮の時期一九七〇~七五年(海老玉として売り出す;守田勘彌家の歴史 ほか)
第3章 玉三郎と歌右衛門―立ち塞がる女帝一九七五~八五年(第一節桜姫―一九七五年;第二節シェイクスピアと泉鏡花と三島由紀夫―一九七六~七八年 ほか)
第4章 玉三郎とさまざまな世界―歌舞伎を越えて一九八六~二〇〇一年(歌舞伎と新派以外の玉三郎;クラシック音楽とバレエと玉三郎 ほか)
エピローグ 歌舞伎座さよなら公演―あるいは御家再興二〇〇九~一〇年

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 幻冬舎新書
感想投稿日 : 2011年6月5日
読了日 : 2011年6月5日
本棚登録日 : 2011年6月5日

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