世界金融経済の「支配者」: その七つの謎 (祥伝社新書 66)

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  • 祥伝社 (2007年4月1日発売)
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[ 内容 ]
世界金融経済の「支配者」は誰か?
ユダヤ人、フリーメーソンなどの秘密結社、ロスチャイルド家からロックフェラー家まで、多くの説が「陰謀」と共に語られてきた。
しかし現実はそんなに単純ではなく、各国の政治と経済の利害が複雑に絡み合っている。謎を解く鍵は「証券化(セキュリタイゼーション)」にある。
あらゆる資産(債務や不動産、さらには事業そのもの)が証券化されて、リアルな世界から切り離され、取引されているのが、現在の世界経済だ。
その象徴がファンドマネーやM&Aの隆盛だ。
金融が経済を支配しているこの世界のカラクリを、歴史を踏まえて解いていくことで、アメリカ一極支配の行方、そして日本経済の未来が見えてくる。

[ 目次 ]
プロローグ いま、世界経済では何が起こっているのか
第1章 M&Aは、世界経済を効率的に改造するか
第2章 世界金融を支配しているのは、本当にユダヤ人か
第3章 中央銀行という「世にも不思議な物語」
第4章 グリーンスパン前FRB議長は、「神さま」だったのか
第5章 アングロ・サクソン型経済は無敵なのか
第6章 中国経済は、アングロ・サクソン経済を圧倒するか
第7章 基軸通貨ドルが下落するのは、いつか
エピローグ 「運命の日」以後の日本経済

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 祥伝社新書
感想投稿日 : 2011年6月4日
読了日 : 2011年6月4日
本棚登録日 : 2011年6月4日

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