[ 内容 ]
「プラハの春」を弾圧するためにソ連軍戦車がチェコの首都に侵入した1968年の事件についての鮮やかな論評「言葉と戦車」を中心に、1946年の「天皇制を論ず」から2005年の「60年前東京の夜」まで、著者が何を考えつづけてきたかを俯瞰できる27の論稿群を集成。
たんなる学究の徒の貌ではなく、現実の政治と社会に対する透徹した思考と強靱な思想が屹立する。
全篇発表時の初出より収録。
[ 目次 ]
天皇制を論ず
逃避的文学を去れ
知識人の任務
日本文化の雑種性
雑種的日本文化の課題
天皇制と日本人の意識
西欧の知識人と日本の知識人
戦争と知識人
日本の新聞
安保条約と知識人
言葉と戦車
ベトナム 戦争と平和
わが思索わが風土
危機の言語学的解決について
軍国主義反対再び
遠くて近きもの・地獄
教科書検閲の病理
『加藤道夫全集1』読後
「過去の克服」覚書
再説九条
戦後五十年決議
原爆五十年
「心ならずも」心理について
サラエヴォと南京
また9条
60年前の夜
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ちくま学芸文庫
- 感想投稿日 : 2014年11月21日
- 読了日 : 2014年11月21日
- 本棚登録日 : 2014年11月21日
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