[ 内容 ]
<上>
14世紀のある夏の夜、ドイツの小村を異変が襲った。
突如として小屋が吹き飛び火事が起きた。
探索に出た神父たちは森で異形の者たちと出会う。
灰色の肌、鼻も耳もない顔、バッタを思わせる細長い体。
かれらは悪魔か?
だが怪我を負い、壊れた乗り物を修理するこの“クリンク人”たちと村人の間に、翻訳器を介した交流が生まれる。
中世に人知れず果たされたファースト・コンタクト。
<下>
現代のフィラデルフィアで、統計歴史学者のトムは、14世紀に忽然と消えた小村の謎を追っていた。
同居する宇宙物理学者のシャロンは、光速変動理論を調べるうち、ひとつの宇宙論に到達した。
二人の研究によって見出された真実とは。
黒死病の影が忍び寄る中世の生活と、異なる文明を持つ者たちが相互に影響する日々を克明に描き、感動を呼ぶ重厚な傑作。
ヒューゴー賞最終候補作。
[ 目次 ]
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[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
創元SF文庫
- 感想投稿日 : 2014年11月8日
- 読了日 : 2014年11月8日
- 本棚登録日 : 2014年11月8日
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