死を想う: われらも終には仏なり (平凡社新書 371)

  • 平凡社 (2007年5月1日発売)
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[ 内容 ]
寝たきりの母を持つ詩人は、死とはどういうものか知りたかった。
他の人にあけすけに聞けない、「でも石牟礼さんなら」。
これまで多くの苦しみと死を見つめてきた作家は、切実なことをぐさりと言われたような気がした。
こうして十二月の穏やかな日、二人は語りはじめた。
老いと病、介護・看護、家族の死、さらには『梁塵秘抄』。
そして「いつかは浄土へ」という祈りに至る安らぎの対話。

[ 目次 ]
第1章 飢えと空襲の中で見たもの(パーキンソン症候群―読めなくなる、書けなくなる 声が出なくなるかもしれない ほか)
第2章 印象に残っている死とは(祖母の死 あの世は「良か所」 ほか)
第3章 それぞれの「願い」(『あやとりの記』―流々草花 お経はどこで習いましたか ほか)
第4章 いつかは浄土へ参るべき(『梁塵秘抄』を飛び飛びに読む 「我等も終には仏なり」 ほか)

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読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 平凡社新書
感想投稿日 : 2011年5月27日
読了日 : 2011年5月27日
本棚登録日 : 2011年5月27日

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