家康が未開の地江戸をどのように作ったかがわかる5つのストーリー。
川の流れを変えて(現在の利根川は東京湾に注いでいた)湿地であったところを開発できるようにしたり、戦国の世から天下統一された世界では土地を褒賞にできないが故貨幣を制することが天下を守るために必要と見抜き小判を鋳造する話など、家康の先見性と大胆さがよくわかる。
今の地名がなぜその地名なのか(水道橋は、名の通り飲み水を井の頭の方から引っ張り外堀を超えさせる橋をかけたからとか、銀座はあたりが銀貨幣鋳造の中心地だったからとか)がわかり楽しい。
ブラタモリをみているような、へぇ〜で溢れる本。
その分感情の起伏はなく、ストーリーというより知識欲を満たすようなもので、小説というよりも江戸という地域の建立歴史本といった感じである。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2017年2月26日
- 読了日 : 2017年2月26日
- 本棚登録日 : 2017年2月26日
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