40歳からの人生を変える1日10分速読勉強法 (講談社ニューハードカバー B 45-1)

著者 :
  • 講談社 (2003年1月1日発売)
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感想 : 8
4

今までの速読本と少し違った観点?
著者が、50歳を過ぎてから40以上の資格を
次々に取得していった際に開発した高島式速読法。

脳科学などのあまりうさんくさい部分は、抜きに
速読術は、万能ではないとの基本的立場にたち、
そのメリットが教授できる場合(パターン)について
解説する。

この辺りは、聞きやすく、納得しやすい。
また、高島式勉強法として、「3回転勉強法」
・全体をさらっと読み通す
・じっくり理解しながら読みこなす(マーキングしながら)
・マーキング箇所を中心に復習
について紹介する。

そうか、このやり方が「読書」にできたらいいのかも。


〜以下、◇○本より抜粋、●・コメント〜

◇国際弁護士は、6分単位で仕事の工数をつけてる。
客に対して、かかった時間ごとの分数に応じて請求するからだ。
1時間で、1.0。6分で、0.1。
タイムチャージ方式という、米国の評価方法を導入しており
弁護士は、毎日、タイム・シートという日報をつけている。
下っ端は、1時間2万円(1分2000円)から、敏腕だと1時間4万円
(1分4000円)となる。これは、弁護士にも、相当ストレスがかかる。

●なるほど、サラリーマンのちょっと休憩もできないな。
でも、吉越さんの定時で帰ろうでも、朝8時からの1時間で
できた密度を1日で過ごせばよいとしているしな。


◇速読の早さを計りましょう。
1600文字の文字を何秒で読めたか?
1600文字÷(読めた秒数)×60
で、分速読書能力がわかる

●「ストップウォッチ web」でググッテ計った分速読書能力は、
1分間あたり、1263文字。(自分ではかなり速く読んだ速度)
1000文字前後でだいたいそのくらいとのことなので、まぁまぁ
なんだなと


◇英語の速読は、読めるから読むのではない
読むから読めるのだ

●なんでもいいから、とにかく読んでみちゃう。
英字新聞でも、読んでいるうちに大体の意味がわかるように
なってくるって?! そうかぁ、英語の文章も見てればいいのかな。


◇速読の際に、口、舌、喉は、動かすな
黙読の際に、
○バッハの『パッサカリア』
○テレマンの『2つのフルートのためのソナタ』
など、バロック音楽を流すと平均14%、理解度があがった実験がある

●クラシック音楽をi-podにいれて、通勤立ち読みがいいかも


◇速読が有効な範囲、有効でない範囲
(有効)
○専門分野の初期段階で全体像を知りたいとき
○雑誌記事
○一般的なハウツー本
(不向き)
○文学

●場面によって、使い分けるといいってことね。
考えてみりゃ、そりゃそうだ。


◇基本の「3回転学習法」
試験までにテキストを3回読もう
1回目は、サラブレッド学習:さらっと全体読み
2回目は、ブル学習法:速読しない、マーキング、適度に反復
3回目は、記銘学習法:重要部分だけすくいとって学習
マーキング部分中心

●次の学習計画に使おう


◇必要箇所を見分ける「いいとこ取り学習法」
段落のはじめとおわりだけ読む


◇分速1000文字の場合で、電車にのっているのが50分の場合
60ページをやぶって持ち込む。本は汚した者が勝つ

●問題集とかでも使えるが、実本の破り持込みかぁ、
1冊本を半分ずつとかもよいのかなぁ。


◇「味見読書」:東京都東村山市立東村山第三中学校の熊倉峰広先生
が考案。1年生の授業で(朝日新聞)

●このあと、読書感想文を書かせるのがよいね。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2019年5月4日
読了日 : 2009年12月9日
本棚登録日 : 2019年5月4日

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