社会人が誰でもぶち当たる様々な壁。こうした壁を乗り越えるためのアドバイスを主に20代の読者に対するアドバイスである。氏の経験に裏打ちされた実践的なアドバイスは、若いビジネスマンが実社会で生きていく上で大いに参考になるはずである。つい最近40代となった自分にとって、書かれている内容はかつて自分が直面したような悩みもあり、そのときを思い返しながら心の中でうなずいてしまった部分も多くある。氏は最後に締めくくりに、若手ビジネスマンが経験する悩みの根本は、理想と現実のギャップであると書いている。しかし、理想が大きいほど、実現するには時間がかかるものであり、そういう大きな夢や理想を持つことこそが若者の特権であるとも書いている。この本は、若いビジネスマンへのエールでもある。
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- 感想投稿日 : 2018年10月8日
- 読了日 : 2009年4月7日
- 本棚登録日 : 2018年10月8日
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