天涯の海 酢屋三代の物語 (潮文庫)

著者 :
  • 潮出版社 (2023年12月5日発売)
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本棚登録 : 27
感想 : 5
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ツンッとした芳醇なお酢のにおいがページを開くたびに漂ってくるかのような物語。ミツカンの創業者たちのお話。登場する「山吹」は使ったことがないけど、ちょっと、というかかなり気になるので購入して、お家でお寿司でもつくってみようかと読みながらずっと思い続けていました(笑)
本家と分家の関係や養子縁組もあり登場人物の名前や関係性を覚えるのに最初は苦労しましたが、読み進めていくうちに慣れると同時に、「半左衛門」「又左衛門」といった受け継がれていく名前の重みのようなものを感じ取ることができました。
読み終えたとき「これ、ドラマで見てみたいかも」という願望が生まれたりして、NHKあたりかな、実写化するなら。配役は・・・と考えてみたり。読んだ後も楽しませてもらいました。
高島礼子さんとの対談で著者本人が言われているように時代小説でもありビジネス書として学びがある一冊かと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2023年12月13日
読了日 : 2023年12月13日
本棚登録日 : 2023年12月13日

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