妖怪と人間が共存する“真朱の街”
妖怪と人間が共存する時代設定としては、江戸時代や平安時代がよく使われますが、この本の時代設定は近未来。しかも「見る」ことに長けた妖怪が人捜しをする探偵小説。
京極夏彦さんの人の記憶が見える探偵を妖怪にしてしまった感じ。他にない新しい設定の小説だ。
平安時代や江戸時代は社会が安定し、文化が発展した時代だが、さてこの本で設定された社会は、どうなのだろう。
まだまだ社会やこの社会で生きる人々のわずかな断片しか見えないので、この後、断片がどのように繋がって全体が見えてくるのか楽しみ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
妖怪小説
- 感想投稿日 : 2014年8月2日
- 読了日 : 2014年7月28日
- 本棚登録日 : 2014年7月26日
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