カント自身によるカント道徳論の入門であると言ってもよい。論述は短く、理路は明確である。カントの理性への全き信頼に基づいた理想的道徳論は、今日においても一つの有効な教えとなりうるし、一つのドイツ観念論の結実としてしばしば参照されるのである。
充実した注が、他の文献への導入ともなり親切である。
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蔵書B群
- 感想投稿日 : 2013年4月22日
- 読了日 : 2013年4月19日
- 本棚登録日 : 2013年4月19日
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