我々が「結婚」と言われて思い浮かぶような、近代的な結婚の在り方が形成された明治期の結婚・離婚事情の変遷について、いくらかの事例を引きつつ考察した一冊。
あらゆる社会階層を網羅し、また、社会学的な切り口と法制史学的な切り口と、大凡家関連の事情を論じる上で必要な学問領域を網羅。法社会学者として家族問題をつぶさに研究してきた著者が明治結婚事情を明快に提示するこの本は、現在の結婚、家族の在り方を知るためにもよい一冊。家族研究の見取り図にも好適。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
蔵書A群
- 感想投稿日 : 2012年10月24日
- 読了日 : 2012年10月24日
- 本棚登録日 : 2012年10月24日
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