半期の講義のための教科書として使われることを念頭に書かれた、発達心理学の入門書です。子どもが言語や想像力をどのようにして獲得するのかという問題について、多くの生き生きとした具体例をあげながら、著者自身の考えもまじえつつ、わかりやすい解説がなされています。
論文のスタイルで書かれてはいますが、教科書というよりも著者の講義を聞いているような感覚で読むことのできる本だと思います。発達心理学の研究内容についておおまかな理解を得るためには優れた本だと思いますが、知識を整理するために本書を用いる読者にとっては、すこし文章がまだるっこしいと感じてしまうかもしれません。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
心理学・精神医学
- 感想投稿日 : 2019年7月21日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2019年7月21日
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