狼の骨のうわさを追ってウィンフィール王国を訪れたロレンスたちは、ルウィック同盟のラグ・ピアスキーを頼って、この国に滞在することになります。この国では、経済危機に陥っているブロンデル大修道会があり、そこにつけいろうとするルウィック同盟との駆け引きがおこなわれていました。そんななかで知りあった老練な羊飼いのハスキンズから、彼の意外な正体を知らされたロレンスたちは、彼の願いを託されることになります。
ホロのような「神」と呼ばれた存在が、人間のなかに交わって生きることの困難と、そのために引き受けなければならない運命がストーリーのなかで明らかにされており、作品世界の奥行きが感じられたように思います。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2021年12月25日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2021年12月25日
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