フィアたちと錐霞、さらに白穂とサヴェレンティが春亮の家にやって来て、期末テスに向けてお勉強会を開催します。そこへ、理事長の指示を受けた春亮たちのクラスの副担任・潰道忌(かいどう・いみ)先生が、スコップ片手にお勉強会の監督にやってきます。呪われた道具のせいで妹を失った先生は、フィアたちと打ち解けることができず、お勉強会は重苦しい空気に包まれます。
そんな空気に耐えかねた春亮は、先生を連れて近所のコンビニに買い物に出かけます。そこで彼らは、お化けに襲われていると訴える少女・穏天崎切子(おんてんざき・せつこ)に頼られて、彼女を家で保護することになります。
やがて切子を追ってフォーティーン・クーンズベリという女が春亮の家に姿を現わします。フィアたちはフォーティーンと対峙し、何とか切子を守ることに成功します。しかし、期末テスト後の打ち上げで春亮たちが訪れたプールで、再びフォーティーンの襲撃を受けます。
全体のストーリーは、今回の事件を通してフィアと潰道先生が互いに心を開くようになるというエピソードになっていて、きれいな仕上がりです。ただ、切子の狙いやフィアが先生に協力を求める内容、あるいは戦闘の結末など、やや構成が粗いようにも感じます。全体のストーリーは悪くないだけに残念です。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
少年向けライトノベル
- 感想投稿日 : 2014年6月6日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2014年6月6日
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