創竜伝(2)摩天楼の四兄弟 (講談社文庫)

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  • 講談社 (1993年8月3日発売)
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今回は、続が火竜として覚醒することになります。

日本における闇の世界の最高権力者であった船津が死んだことで、政治家たちの動きがあわただしくなり、またしても四兄弟を襲撃する者が現われます。四兄弟は人間を超えた身体能力を駆使して彼らの襲撃を退けます。

ところが、彼らよりもさらに巨大な悪の手が、四兄弟に迫ります。アメリカの政治と経済を牛耳る「四人姉妹」(フォー・シスターズ)から極東へ派遣されてきたレディLとタウンゼントです。レディLは、兄弟たちの叔父の鳥羽靖一郎を利用して、四兄弟を飛行船に招待し、続に取引を持ちかけます。

続がレディLの申し出をきっぱりとはねのけた結果、レディLは攻撃を仕掛けてくることになります。その結果、続は竜へと変貌して暴走し、果ては自衛隊まで出動する騒ぎとなります。そんな弟を止めるために、始は奮闘することになります。

なお巻末には、著者と作家の連城三紀彦との対談が収録されています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 日本の小説・エッセイ
感想投稿日 : 2016年8月22日
読了日 : -
本棚登録日 : 2016年8月22日

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